乳児揺さぶられ症候群という言葉を聞いたのですが、赤ちゃんをあやす時に揺らすのは危ないことでしょうか。
乳児揺さぶられ症候群は、赤ちゃんの頭を前後に激しく揺さぶった場合に起こります。赤ちゃんを横抱きにゆっくり揺らす、やさしく「たかいたかい」をする、大人の膝の上でぴょんぴょんさせる等のように、日頃赤ちゃんをあやす目的で揺らすことだけでは発症しません。
赤ちゃんは体に比べて頭が重く、首の筋肉が発達していないため、激しく揺さぶられると脳の周りの血管が切れて脳出血を起こす危険があります。下記のことに気を付けましょう。
・抱っこするときは頭と腰をしっかり支える(首がすわる時期まで)
・ゲップをさせるときは背中を軽く叩く
・「たかいたかい」は、赤ちゃんを空中で手放さない
・無理に泣きやませようと激しく揺さぶらない
・チャイルドシートやベビーカーは月齢にあったものを使用する(振動で頭がぐらぐらしないようにする)