4歳になる子どもの発音がはっきりしないと感じることがあります。家庭でできることはありますか。
家庭でできることは、言い直しをさせないことです。正しい発音を教えたいという親の気持ちがありますが、言い直しをせず、正しい発音で大人が話しかけてください。
例:「ちゃかながいるよ。」→「そうだね、さかながいるね。」
4歳は発達の途中ですので、明瞭な発音を獲得するには、体全体を使った遊び(ボール遊び、両足とび、片足とび、スキップ、すべり台など)や、手先を使った遊び(大人の目が届くときに、はさみを使って切ったり、折り紙を折る、絵を描くなど)がしっかりできることも基礎になります。
食事の時間も発音を育てる時間になります。よく噛む、飲みこむ、舐める、吸う、熱いものを吹き冷ます、口の周りを拭くことなど全てが発音につながります。
我孫子市には、言語聴覚士がいますので、相談先の紹介もできます。ご心配がありましたら、保健センターの電話相談や健診での相談を活用してください。