8か月の子どもが、たばこを箱から取り出しあそんでいました。もし食べてしまっていたら、どのように対応すれば良いですか?
たばこの害はニコチン中毒によるものです。ニコチンが吸収されたときの症状は、30分ほどで嘔吐や腹痛、よだれの増加、けいれんを起こしたりします。
食べたかどうか分からないときや少量口にしたときは30分以上様子をみて、症状が出たら速やかに医療機関を受診しましょう。
食べたことが明らかな場合は、すぐに口の中のたばこを取り除き、できるだけ吐かせましょう。消化管内で吸収されるのを防ぐため、水や牛乳は飲ませないでください。2㎝以上食べた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
子どもは、生後5~6か月でつかんだ物を口にもっていくようになるため、誤飲事故がこのころから急激に増加します。日ごろから危険なものを子どもの手の届かない床から1m以上の高い所か、鍵のかかる所に保管する心がけが必要です。
※対応がわからないときは、かかりつけの医師や「中毒110番」へ