生後6か月の子どもが初めて高熱を出し、病院で突発性発疹の疑いがあると言われました。どんな病気なのでしょうか?
突発性発疹の主な症状は突然の高熱です。39~40度の高熱が3~4日間続き、せきや鼻水などの症状はほとんど出ません。熱のわりに赤ちゃんの機嫌は悪くならないことが多いです。生後4か月~1歳ぐらいのお子さんが初めて高い熱を出す場合、この病気であることが多く、2歳ごろまでのお子さんに特有の病気です。下痢気味になり熱が下がると、おなかや背中などの全身に、細かくて赤い発疹が出ます。この発疹はかゆくならず、3日ほどで消え、跡は残りません。
突発性発疹と診断が確定するのは、熱が下がって発疹が出てからのことです。それまでは、ほかの病気の可能性も否定できませんので、熱が出た時点で小児科を受診しましょう。熱の出始めに熱性けいれんを起こす赤ちゃんもいます。けいれんを起こしたときは、直ぐに受診しましょう。
【対処方法】
高熱が出ている間は水分不足になりがちなので、こまめに水分を補ってあげましょう。湯冷ましや麦茶などを何回かに分けて飲ませてあげてください。下痢でも、食欲があればミルクや離乳食をあげましょう。熱が高い時は、衣類を1枚減らしたり、寝具を薄い物に替えたりして、涼しく快適に過ごせるよう工夫し、汗をかいたらまめに着替えをさせてあげましょう。