3か月健康診査で停留睾丸と言われ、様子をみるように言われました。どのような病気ですか?いつまで、どのように様子をみればいいですか?
睾丸は、胎児の時に、腎臓に近いところで作られ、出産間近になったら専用の道を通り、陰のうにおさまります。ところが、降りてくる途中で止まってしまうことがあります。それを停留睾丸といいます。自覚症状は特にありません。
陰のうをさわっても睾丸が触れません。片側におこるものが8割で、両側におこるものが2割と言われています。1歳までには、ほとんど自然に治りますが、2歳までに治りそうもない場合は手術になります。普段は陰のうが空のようでも、お風呂に入っている時、リラックスして座っている時などに睾丸が陰のう内に触れるような場合は、移動精巣と呼び、必ずしも手術適応ではありませんが、リラックスしている時でも陰のうが空であれば停留睾丸であり、手術が必要となります。今後は、主治医の指示に従い様子をみて下さい。定期健診で様子をみるように言われた場合は、9~11か月健康診査受診票(無料)を利用し診察してもらったり、1歳6か月児健康診査で診てもらい、必要な場合は医療機関を受診しましょう。