2か月の子が授乳後ゲップをさせているのに、吐き戻すことが多く心配です。受診した方がよいですか?
この月齢では、吐いても機嫌が良く、体重が順調に増えていれば心配ありません。吐き戻しは、胃が小さく筒のようにまっすぐな形をしており、胃の入り口を締める筋力が弱いことで生じます。また、赤ちゃんが哺乳時に、母乳やミルクと一緒に空気を飲んでしまい、ゲップが上手にできないことでも生じます。ただし、機嫌が悪い、体重の増えが悪い、短時間に何度も繰り返し吐く、噴水のように勢いよく多量に吐く、血や緑色(胆汁)が混じるなどの症状があれば、医療機関を受診しましょう。
吐き戻しの対策として、授乳の途中でゲップをさせたり、授乳後は縦抱きにしてゲップを促しましょう。ゲップがうまく出ない時は、クッションなどで上体をなだらかに起こす姿勢をとったり、吐いたものが気管に入らないよう横向きに寝かせましょう。