3歳の上の子がヘルペス性歯肉口内炎と診断されました。どんな病気ですか。
ヘルペス性歯肉口内炎は、単純性ヘルペスウイルスに感染しておこります。多くの人が体内に持っているウイルスで、からの飛沫感染や頬ずり等の接触感染で発症します。母の免疫がなくなる生後半年から3歳ごろまでの乳幼児に多く罹りやすい病気です。症状は、39度前後の熱が2~5日続き、唇や舌などにできた水ぶくれがつぶれ潰瘍ができたり、歯肉が炎症を起こし赤く腫れる等の症状がでますが、2週間程度で回復します。口の中が腫れ潰瘍ができている時は、痛みが強く、飲食ができないことがあるため、食べやすいそうめんやうどんなどを数回に分けて与え、また水分が取れるようにゼリー・プリンやスープを与えましょう。兄弟間でも感染しますので、食器やタオルは別々のものを使い、うがいや手を洗うなど家族内での感染を予防しましょう。