3歳の女の子が、おしっこをする時に痛がります。受診した方がよいでしょうか。
膀胱炎や尿路感染症の可能性が考えられるので、早めに受診してください。主な原因は腸内にいる大腸菌が膀胱内に侵入して起こります。男の子よりも尿路の短い女の子の方が感染しやすい傾向にあります。1歳未満の乳児期には、水腎症などの先天的異常が隠れている場合があります。排尿痛の他に、おしっこに血が混ざる、排尿回数やおもらしが多くなるなどの症状で気がつく時もありますが、嘔吐や下痢など膀胱炎や尿路感染症と関係のなさそうな症状も現れることがあります。子どもの膀胱炎・尿路感染症は、症状が出ない場合もありますが、特に乳幼児は症状をうまく表現できないため、大人が注意深くみていく必要があります。トイレに行く回数が増えていないか、排尿を嫌がっていないか、チェックしましょう。子どもの膀胱炎は気づかずにそのままにしておくと腎盂炎などを起こす可能性がありますので、必ず受診をしてください。
日常生活のケアとしては、①女の子はうんちの時、前から後ろへ拭く習慣をつける②普段から十分な水分をとる③おしっこは我慢せず、トイレに行くことです。