2歳の子がクループ症候群と診断されました。どのような病気ですか。家庭で気をつけることはありますか。
クループ症候群とは、のどの炎症により、声帯付近の気道が狭くなったりふさがったりして、呼吸が困難になる状態のことです。原因は、主にウイルスや細菌の感染ですがアレルギーや心理的要因が関係することもあります。主な症状は、声のかすれや「ケンケン」など犬が吠えるような乾いた咳が出ます。のどの腫れがひどくなると、呼吸が苦しくなることもあります。家庭では、部屋を乾燥させないよう加湿器を使用したり、水分をこまめにあげましょう。子どもが泣いたり興奮したりするとのどの炎症が悪化する場合があるので、抱っこをしたり、背中を軽く叩くなど子どもの気持ちが落ち着くような対応をしましょう。
夜間に症状が悪化することがあります。呼吸が苦しそうな時は早めに受診しましょう。判断に迷う場合は、こども急病電話相談#8000にご相談ください。