1か月児健康診査で、いちご状血管腫と言われ経過観察となりました。どのような病気ですか?気をつけることはありますか?
いちご状血管腫は、赤ちゃんの皮膚の表面や内側にできる「赤あざ」の一種です。見た目が赤く、いちごのような外観からそのように呼ばれます。一般的に生後1か月以内に現れ、1歳頃まで大きくなりますが、数年の間に自然に赤みが消えていくことが多いです。目の近くにできた場合は視力に影響をきたすなど、いちご状血管腫のできた部位や大きさによっては、見え方、聞こえ方、食事や呼吸に影響がでる場合があります。このように身体の機能に影響がでる場合や、あとが残りやすいタイプの病変の場合は、治療が必要となることがあります。
病変部にただれや出血が起こることがあるので、引っ掻いたり傷つけたりしないようにしましょう。また、治療のタイミングを逃さないよう、受診の予定は守り、気になることや心配なことがあるときは、医師に相談しましょう。