5歳の娘の身長が低く、インターネットで検索したところ「ターナー症候群」と出てきました。どのような病気なのでしょうか。
ターナー症候群は、女性の体の細胞に通常2つ備わっているX染色体の数が足りないことで生じる、生まれつきの体質です。症状は、低身長、二次性徴が表れない、首の皮膚のたるみ(翼状頸)、手足の甲のむくむなどがあります。生まれつきの体質であり、後天的になることはありませんが、症状の程度や表面化してくる時期が人により異なるため、出生時には分からず、成長と共に気が付くことがあります。幼児期に、低身長の症状でターナー症候群に気が付く場合がありますが、低身長となるのはホルモンの異常や骨の病気、遺伝などさまざまな要因が考えられます。母子健康手帳にある成長曲線を確認し、曲線の標準的な範囲を下回っている場合や身長の伸びが悪くなっている場合は、医療機関を受診しましょう。受診の目安に悩んだ際は、健康づくり支援課にご相談ください。