生後2カ月の子どもの向き癖が心配です。原因として斜頸があると知ったのですが、どのようなものですか。
斜頸とは、常に首が左右一方へ曲がり、首をかしげた状態になることです。斜頸には、首の筋肉が原因で起こる筋性斜頸や、奇形、中耳炎、眼などが原因による斜頸があります。診断は首の傾き、こぶの有無やレントゲン検査などで行います。また、眼や耳が原因の場合には、眼科や耳鼻咽喉科の医師の診察などで判断します。
この月齢で多い筋性斜頸は生後約1週間で向いている方と反対の首にこぶができることが多く、生後2~3週間で大きくなった後、1歳頃までに小さくなり改善するとされています。2~3歳で改善しない場合は手術が必要なこともあります。
筋性斜頸の対応は、傾きと逆側から赤ちゃんをあやしたり、呼び掛けることで自ら振り向かせます。原因によって対応方法が異なるため、向き癖がある場合は小児科・整形外科を受診しましょう。