1歳6カ月の子です。外遊びをすることも増えましたが、マスクは着用させた方がよいですか。
乳幼児は、自ら息苦しさや体調不良を訴えることが難しく、自分でマスクを外すことも困難です。
日本小児科学会は2歳未満の子どものマスク着用について、「①呼吸が苦しくなる②嘔吐した場合の窒息のリスクがある③熱中症のリスクが高まる④顔色・呼吸の状態など体調異変の発見が遅れる」ことから注意が必要としています。ベビー用の小さいマスクの販売などもありますが、マスクの大きさにかかわらず同様の危険性があります。マスク着用時は、息苦しさや体調の変化がないか注意し、適宜外すなど無理のない範囲で着用してください。感染予防策はマスク着用だけではありません。3密(密閉、密集、密接)を避け、手洗い・消毒、咳エチケット、十分な睡眠やバランスのよい食事をとることなどにしっかり取り組むことが大切です。