食事を食べてくれないので、口の中を見たら、水疱(すいほう)ができていました。上の子にもうつりますか?
口の中の水疱のほかに、手のひら、足の裏、手や足の指と指の間を中心とした場所に水疱性の発疹が見られると、手足口病が疑われます。おしりや膝のあたりにも見られますが、全身に広がることはありません。
手足口病は、10歳以下の乳幼児・小児に発生しますが、大人もかかることがあります。鼻やのどからの分泌物や便に排出されるウイルスが、経口(けいこう)・飛沫(ひまつ)・接触などの経路により感染します。
感染の予防には次のような一般的な注意が必要です。
食事をとれないのは、口の中でつぶれた水疱の痛みがあるため、おなかは空いているのですが、食べられないのです。のどごしのよい食べやすいメニューを用意しましょう。また、脱水症状を起こさないように水分補給には気をつけ、食後にはうがいをして口の中を清潔に保ちましょう。
一般的には軽症の病気ですが、発熱が続き、嘔吐(おうと)、頭痛などの症状がおこってきた場合には、すぐ医療機関を受診する必要があります。