皮膚科で「水いぼ」と診断されました。この夏プールにいれてもいいですか?
水いぼの感染は、水による媒介はありません。プールで泳いだり水遊びをしている時は、ずっとお友達と肌が接触しているわけではないので感染のおそれはないと言われています。ただし、つぶれたいぼに肌が直接触れることやビート版の共用による感染は考えられます。我孫子医師会では「登園・登校は可能で、プールは参加する他の保護者の理解・同意を得たうえで可能」という指導を行っています。
【水いぼとは?】
正式病名は「伝染性軟属腫」です。ウイルスの感染でおこるいぼの一種です。
最初は、ごく小さな白いぶつぶつですが、次第に大きくなって、中心が少々くぼんで艶のある軟らかいいぼになります。つぶすと中から白い塊が出てきます。これがウイルスの塊で、他の場所につくと感染して、またいぼができます。
家で気を付けることは、掻きこわしたりしないように皮膚を清潔にしておくこと、爪を短く、丸く切っておくこと、タオルなどの共用を避けること。
基本的に痛みやかゆみはありません。できやすいところは、胸・わきの下・肘・膝など。治療せずにそのまま放置しておいても、1~2年で抗体ができて、自然に治癒するといわれています。治療は、水いぼの数の多少、年齢などでいくつかの選択肢がありますので、主治医と相談してください。