子どもがおなかを痛がったときに、受診する目安を教えてください。
子どもはどこが痛いかをうまく言えなくて、他のところが痛くても「おなかが痛い」と表現することがあります。子どもの様子をよく見て判断することが大切です。次の場合は、すぐに小児科を受診しましょう。
- 顔色が悪く、痛みで歩くのが困難
- おう吐を繰り返し、発熱があり、ぐったりしている
- 両足を縮め、おなかを抱えるようにして激しく泣く
- おなかを打った後、ずっと痛がる
- おなかをさわると痛がり、おなかがぱんぱんで固く感じる
- 機嫌が悪く30分以上泣きやまない
- 便の中に血液がまざっている
- 股の付け根部分が膨らみ、小さくならない(小さなお子さんの場合は、オムツを外して確認してください)
【対処方法】
発熱やおう吐など、他の症状が見られない場合は、便秘や精神的ストレスのこともあります。
- 排便が数日間ない場合→おなかを「の」の字にさすってあげます。水分を少しずつ与えてみてください。
- ストレスと考えられる場合→やさしくおなかをさすってあげ、絵本を読んであげたり、気持ちが他に向くようにしましょう。