生後1週間の子どもがいます。母子健康手帳の便色カードを見ると「胆道閉鎖症」という病気のことが書いてありました。どのような病気ですか?
肝臓で作られる胆汁の通り道である胆管がふさがることで起こる疾患です。新生児期から数カ月の間に、皮膚や白目の部分が黄色になる黄疸(おうだん)、淡い黄色・クリーム色の便(便色カードの1~3番)、濃い色の尿などの症状が現れます。
新生児の黄疸は生後約2週間で消失しますが、胆道閉鎖症の場合は黄疸が次第に強くなったり、一度消失しても再び出現します。原因不明で予防法はなく、放置すると手術が必要になる可能性があるため、早期発見・治療が重要です。生後2週間を過ぎても上記の症状がある場合は、すぐに医療機関を受診してください。