とびひ

　幼稚園の先生から「とびひでは？」と言われました。受診したほうがよいでしょうか？

　全身に広がることもあるので、医療機関で受診しましょう。

とびひは、虫さされやすり傷に菌が感染して起こる皮膚病です。最初はうみを持った水疱ができ、すぐにつぶれてジュクジュクとした汁を持つようになります。かゆみが強く、そこをかいた手でほかの部分をかくと、手についた菌が次々とついて広がっていきます。本人だけでなく、きょうだいなど周りの人にも感染していきます。

【治療方法】

多くの場合は、塗り薬に加えて、抗菌薬の飲み薬を一緒に服用します。かゆみのひどい時には、抗ヒスタミン薬を内服することもあります。

【ホームケア】

• お風呂は、湯船には入らず、シャワーだけにしましょう。
  
• 石鹸をよく泡だてて、こすらないように患部を洗い流しましょう。洗ったあとはタオルで押さえるように水気をふき、すぐに軟膏を塗りましょう。 
  
• 軟膏を塗った後は、ガーゼ等をあて、かゆみでかきむしらないようにしましょう。
  
• 家族にうつらないよう、タオルや衣服は共用しないようにしましょう。
  

【予防法】

• あせもや湿疹、虫刺されなどは、早めに治療し、かきむしらないようにしましょう。
  
• 毎日入浴し、皮膚はいつも清潔に保つようにしましょう。また、爪はいつも短く切っておきましょう。