虫に刺された

　子どもに外遊びをいっぱいさせてあげたいのですが、毒のある虫の種類や刺された時の処置を教えてください。 

　毒のある虫の種類は、ハチ・ドクガ・アブ・ブヨなどがあげられます。一度図鑑などで確認しておきましょう。刺された時の処置は、次のような方法があります。

【ハチに刺された】

1. ハチの針が残っていたら、とげ抜きでそっと抜く。
   
2. 流水でよく洗い、手で毒液を絞り出す。虫刺され用の軟こう（抗ヒスタミンまたはステロイド）を塗る。
   
3. はれたり、かゆみがあるようなら、保冷パックや冷たいタオルで冷やす。
   
4. 症状が悪化するようなら医療機関を受診する。ただし、スズメバチについては毒性が強いので、必ず受診してください。
   

【毛虫・ドクガに刺された】

できるだけこすらないようにして、セロハンテープなどで毒針をはがし取る。流水でよく洗い流し、虫刺され用の軟こうを塗る。

【蚊やアブ・ブヨに刺された】

1. 刺されたところをきれいに洗い、虫刺され用の軟こうを塗る。
   
2. がまんできずにかいてしまう場合は、ガーゼを当てるか、かゆみ止めのシールをはる。ただ、シールにかぶれる場合もあるので、皮膚の弱いお子さんは要注意。
   

※蚊は痒みを引き起こすだけでなく、伝染病（日本脳炎）を媒介する蚊もいます。日本脳炎は、標準的な接種年齢である3歳になったら予防接種を受けましょう。