暑い日が続いていますが、熱中症が心配です。予防法と、もし「熱中症?」と思
ったときの対処法を教えてください。
日射病や熱射病のことを総称して熱中症といいます。長時間戸外で直射日光にさらされると起こるのが日射病。高温の室内や車の中にいたために起こるのが熱射病。
どちらも汗をかけなくなることで体温調節ができなくなるために起こります。体調にもよりますが、気温32℃以上、湿度60%以上の環境で、十分な水分補給をしないで運動すると発症しやすいといわれます。
【予防法】
【対処法】
【こんなときは救急車を】
Q
5歳の子です。毎日外遊びをしていますが、熱中症が心配です。熱中症にならないためにはどうすればよいでしょうか。
A
子どもは体温調節機能が未熟のため、熱中症にかかりやすいと言われています。熱中症予防のためには、①日差しの強い朝10時~14時までの外遊びは避けるか、遊ぶ場合は30分ほどで切り上げる。②つばの広い帽子をかぶる。③こまめに水分補給し、日陰で休憩する。などがあります。また、室内遊びでも熱中症の危険があるので、適切なクーラー利用や水分補給が必要です。子どもは体の不調を言葉で十分に訴えることができないため、汗や体温、顔色などの子どもの様子を、大人が気にかける必要があります。もし、熱中症が疑われる症状(顔や体がほてる、頭痛、吐き気等)がある場合は、衣類を緩め、涼しい場所に移動し、ぬれタオル等で体を冷やしながら、イオン飲料を少しずつ与えます。ぐったりして意識がない場合は、危険な状態ですので一刻も早く救急車を呼びましょう。